「ろうそく」、暗闇を明るく照らしてくれるあの頼もしい存在。
バースデーケーキの上に立てたり、キャンプの夜には欠かせないアイテムですね。
けれども、ろうそくを使っていると、つい芯の部分を誤って燃やしてしまったり、折ってしまったりすることはありませんか?
最近では、自家製のアロマキャンドルを作る人も増えてきています。その際に、
「あ、ろうそくの芯を買い忘れた…」
なんてこともあるかもしれません。
ですから今回は、そんな時に便利な『ろうそくの芯の代替品』について紹介していきたいと思います。
是非とも参考にしてみてくださいね!
ろうそく芯は代用できる!おすすめ代用品3つ紹介
★麻紐
ラッピングに使うと可愛らしい麻紐ですが、一度購入するとかなりの量が残ってしまいがちですよね。
そんな麻紐、実はろうそくの芯としても活用できます。
麻紐は火をつけると燃えやすく、安定して炎を保ちますが、残念ながら黒い煙が出てしまいます。
使用する際は、屋外での利用をおすすめします。
★たこ糸
凧揚げや料理の調理に使用されるたこ糸も、一度購入すると余ってしまうことがあります。
このたこ糸もろうそくの芯の代替品として利用できます。
たこ糸は黒い煙を出さず、比較的柔らかいのですが、麻紐よりも炎が不安定なことがあります。
風の影響を受けにくい屋内での使用が最適です。
★毛糸
手芸をする方ならば、毛糸を保有しているかもしれませんね。
毛糸もろうそくの芯として代用できます。
ただし、毛糸を使用する際には素材に留意する必要があります。
化学繊維で作られた毛糸を燃やすと、不快な臭いが発生することがありますし、黒い煙も多く出ます。
さらに、誤って吸い込んでしまうと健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
ウールなど、自然繊維でできた毛糸を選ぶことで、これらの問題を回避できますので、利用する際にはそちらをおすすめします。
ティッシュペーパーを使ったろうそく芯の作り方
ティッシュペーパーを細長く丸め、ろうそくに収まる程度の穴を開けます。
その穴に丸めたティッシュペーパーを挿入し、お湯を入れた鍋に入れた容器を用意して、ろうそくを温めます。
温めるとろうそくの穴が徐々に溶け、ティッシュペーパーに浸透していきます。
浸透が完了したら、ろうそくを湯煎から取り出し、冷ましてください。
ただし、この方法ではかなりの量の煙が出るため、室内ではなく屋外で使用することをお勧めします。
和と西洋で違う!ろうそく芯の素材の違いについて
普段あまり意識されないことですが、ろうそくには「和ろうそく」と「洋ろうそく」という種類があります。
今回はその芯の違いについてご紹介します。
一般的に市販されている洋ろうそくの芯は、細い糸でできています。
対照的に、和ろうそくはい草の髄から取れる太い燈芯(とうしん)を用いています。
この芯の違いにより、炎の状態に大きな違いが生じます。
洋ろうそくの炎は小さく、容易に消えてしまいますが、和ろうそくの炎は大きく揺らぎ、なかなか消えません。
燃え方にも違いあり!ろうそく芯の種類を徹底解説
★丸芯
丸芯は一般的に大型のキャンドルに使用される芯です。
燃えると芯の先が曲がり、炎が広がりやすくなります。
結婚式やパーティなどの華やかな場面でよく見られるキャンドルには、通常この丸芯が使われています。
★平芯
私たちが普段よく目にするろうそくに使われるのが平芯です。
木綿を漂白して編んだものが使われています。
扱いやすいので、初心者でも使いやすく、手作りの小さなキャンドルにもよく使われます。
★カラー芯
名前の通り、色がついたろうそく芯のことを指します。
このカラー芯を使ったろうそくは、赤や黄色などさまざまな色を灯すことができ、誕生日や結婚記念日などの特別な日を華やかに演出します。
形状は平芯に似ているので、手作りの小さなキャンドルにも最適です。
★ウッドウィック
糸製の芯が一般的ですが、ウッドウィックは木製の珍しいろうそく芯です。
火をつけるとパチパチと音がするのが特徴で、焚き火をしているような独特な雰囲気を楽しむことができます。
アロマキャンドルを作る際に使用すれば、音と香りを同時に楽しむことができ、リラックス効果もアップしそうですね。
まとめ
1. ろうそく芯のおすすめ代用品は麻紐、たこ糸、毛糸です。
2. ティッシュペーパーを使用してろうそく芯を手作りすることもできます。
3. 和ろうそくと洋ろうそくでは、芯の違いが炎の状態に大きな影響を与えます。